「BitLocker」は、Windows Vista以降のWindowsで設定ができるパーティション単位での暗号化を行う機能です。
暗号化を設定したPCのTPM 1.2(セキュリティチップ)か、ハードウェアキーとして設定したUSBメモリーが無ければ復号できません。
「BitLocker」が有効化されている環境では以下のような制限事項があります。
BitLockerが有効化された環境では「除外する項目の設定」の機能は、ご利用いただけません。
BitLockerが有効化された環境で、Network Controllerからクライアントのファイル抹消を行った場合、抹消方式の指定は無効となります。
該当する機能を使用される場合は、BitLockerを解除(無効化)してからご利用ください。
以下に「BitLocker」の一時停止・無効化の手順をご案内しています。
※該当する機能を使用するには、一時停止や待機中ではなく、無効化する必要があります。
【「BitLocker」を一時的に停止する】
「BitLocker」を一時的に停止するには、以下の手順を行います。
管理者権限をもつユーザーアカウントでログオンします。
[コントロール パネル]を開きます。表示方法が「大きいアイコン」または「小さいアイコン」となっている場合は「BitLocker ドライブ暗号化」を選択し、手順4へ進みます。
「コントロール パネル」画面より「システムとセキュリティ」をクリックし、表示される一覧から「BitLocker ドライブ暗号化」をクリックします。
「BitLocker ドライブ暗号化」の画面が表示されるので、「BitLocker ドライブ暗号化-ハードディスクドライブ」の「BitLocker を有効にする」をクリックします。
「BitLocker ドライブ暗号化を中断しますか?」と表示されるので、[はい]をクリックします。
暗号化が中断されたドライブに「中断」と表示されていれば、BitLockerを一時的に停止する手順は完了です。
※BitLockerの保護を再開するには、「BitLocker ドライブ暗号化-ハードディスクドライブ」-「保護の再開」をクリックします。
【「BitLocker」を無効にする】
「BitLocker」を無効にし、ドライブの暗号化を解除するには以下の手順を行います。
※システムドライブの暗号化を解除すると、システムドライブ以外のドライブの暗号化も一緒に解除されます。
管理者権限をもつユーザーアカウントでログオンします。
[コントロール パネル]を開きます。表示方法が「大きいアイコン」または「小さいアイコン」となっている場合は「BitLocker ドライブ暗号化」を選択し、手順4へ進みます。
「コントロール パネル」画面より「システムとセキュリティ」をクリックし、表示される一覧から「BitLocker ドライブ暗号化」をクリックします。
「BitLocker ドライブ暗号化」の画面が表示されるので、「BitLocker ドライブ暗号化-ハードディスクドライブ」の「BitLocker を無効にする」をクリックします。
「BitLocker を無効にする」と表示されるので、[ドライブの暗号化解除]をクリックします。
ドライブの暗号化の解除が行われます。メッセージをクリックすると、進捗状況を確認できます。 ※ドライブの暗号化の解除には時間がかかる場合があります。
通知領域から「BitLockerドライブ暗号化による(ドライブ名):の暗号化解除が進行中です」アイコンが消えた場合、または、「(ドライブ名):の暗号化解除が完了しました。」表示された場合は[閉じる]をクリックして暗号化解除は完了です。
【「BitLocker」が待機中の場合】
「BitLockerはアクティブを待機中です。」と表示されているケースがあります。
このような場合も待機している状況ですので、無効化して頂く必要があります。
デバイスの暗号化を「オフ」にして頂ければ無効化されます。