WinProtectorを含め、マスターイメージを作成される際の注意事項を記載いたします。
WinProtectorの設定情報を反映する手段として以下の2種があります。
WinProtectorインストール後、PC個々に設定ファイル(.ini)を反映(インポート)する。
マスターイメージに設定ファイルごと読み込ませる。
マスター用PCへWinProtectorをインストール「設定」から各種設定を行い、再起動(保護ONで起動)
WinProtector保護解除(保護OFF)再起動
「Sysprep(シスプレップ)を利用する場合の注意事項」(本ページ末尾)を実施(レジストリー除外)
マスターイメージを展開
Plus版(Ver.10)、NWCクラウド版(Ver.9)のクライアントPCのマスターイメージを作成する場合は、レジストリキーから一意性情報(UUID)を削除する必要があります。
【レジストリキーから一意性情報(UUID)を削除する】
1.「サービス」を開きます。
(Windows 11/10:スタートボタンをクリックして検索窓に「サービス」または「service」と入力、検索結果からサービス一覧ウィンドウを開く。または、スタートボタンを右クリックして[コンピューターの管理]を起動し[サービスとアプリケーション]の[サービス]を開く。)
2.クライアントサービスの停止
Plus版(Ver.10)の場合
NWCクラウド版(Ver.9)の場合
3.UUIDの削除
レジストリエディタ(regedit.exe)を起動します。
以下のレジストリまで移動します。 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ARKInformation Systems Inc.\NCS
名前欄の「ClientPCUUID」を右クリックして削除を選択します。

UUIDが存在しない場合、インターネットへ接続してから再起動してください。新規インストール時にオフラインの場合、UUIDが生成されません。
サービスが起動すると自動的に「ClientPCUUID」が作成されますので、改めて1.~3.実行後、マスターイメージを作成してください。
【Sysprep(シスプレップ)を利用する場合の注意事項】
HD革命/WinProtector をインストールするとSysprep(シスプレップ)の複製用マスターイメージ作成ができなくなる現象が確認されています。
「初期設定サポートツール」を使用して、HD革命/WinProtector のレジストリの除外機能を停止させてからSysprep(シスプレップ)のマスターイメージを作成することで回避できます。
HD 革命/WinProtector のインストールフォルダー(C:\ProgramFiles\ARK Information Systems Inc\WinProtector)の中にある「WPSupportTool.exe」を実行して「初期設定サポートツール」を起動します。
「レジストリ除外機能を無効にする」をオンにして、「適用する」をクリックします。
以上でレジストリ除外機能が無効になりますので、この状態でSysprep のマスターイメージ作成を実行します。
Sysprep のマスターイメージ作成実行後のコンピューターの初回起動時の初期化処理が終了したら、HD革命/WinProtector を使用する前に、今度は「レジストリ除外機能を無効にする」をオフにします。(「レジストリ除外機能」を使用しない場合は、オンのままでも構いません。)